『ほめ方の工夫』が仕事を変える!子育てで学んだキャリアの武器
📑目次
はじめに
子育てを通して気づいたことがあります。
それは「ちょっとした視点の変え方で、人は前向きになれる」ということです。
今回は、私が子どもたちとの日常で体験した “ほめ方の工夫” についてお話しします。
そしてその学びが、どのように職場でのキャリアに活きているのかもご紹介します。
苦手を強みに変える「マラソン大会の声かけ」
幼稚園の頃、次男はマラソン大会が苦手で、毎年後ろから2番目。
普通なら「遅かったね」と言ってしまいそうな場面ですが、私はこう声をかけました。
「すごーい!後ろから2番じゃん!」
「最後まで走れてすごーい!」
すると次男は「そう?僕すごい?」とご満悦。
苦手にフォーカスせず、できたことを見つけて伝える。
それだけで子どもの自己肯定感は大きく変わります。
成績がふるわなくても見つけられる「すごい!」
長女は頑張り屋さんで、中学最初の中間テストでは学年20位以内に入る好成績を残しました。
一方で、長男と次男は不登校の時期もあり、試験だけ受けることも。授業にも出ず自主学習もしていないので、結果は10点未満ということもありました。
そのとき私がかけた言葉は──
「すごーい!勉強しなくても数点取れるなんて!」
馬鹿にしたわけではなく、“感が当たったこと”をほめたのです。
すると子どもたちは、「全部3にしてみたら当たった!」や「リスニングだけはなんとなく分かった!」と、どうやって点を取ったか話してくれるようになりました。
私はさらに「次、授業受けたら10点以上いけるんじゃない?」と声を添えました。
ほんの少しの声かけで、子どもたちの表情は前向きに変わっていったのです。
子育てで学んだ「ほめ方」は職場でも活きる
「できたことを見つけてほめる」この習慣は、子育てだけではなく職場でも大きな力を発揮します。
部下や同僚に対して、完璧でなくても「ここが良かったね」と伝えると、自信につながり、次のチャレンジへの意欲を生みます。
逆にできていない点ばかりを指摘されると、人は萎縮してしまいます。
子育てで培った「視点を変えてほめる力」は、そのままキャリアで活かせる“マネジメントスキル”です。
まとめ
勉強や運動に苦手なことがあっても、見方を変えれば必ず「できている部分」があります。
子どもも大人も、ほめられれば自信が芽生え、前向きになれる。
子育てで学んだこのシンプルな気づきは、家庭だけでなく仕事の場でも、人との関わりをポジティブに変えてくれる“キャリアの武器”になります。
今日も小さな「すごい!」を見つけて、周りの人に伝えてみませんか?