返済が終わって10日後に。突然の解雇通知を受け取った時のこと
こんにちは、ハナです。
前回の記事(夫が必要なお金を使い込んでいた。「悪気がない」が一番怖かった話)では、返済が完了するまでの話をお伝えしました。今回は、その直後に起きた「まさか」の出来事について書きます。
目次
やっと終わった、と思った日
返済が完了した日のことは、今でも覚えています。
450万円のローンを組んで、50万円を貯蓄から出して。夫が支払いを済ませたというスクリーンショットが送られてきた時、正直「やっと終わった」と思いました。
ローンはまだ残っています。繰り上げ返済を目指しながら、10年の計画で組みました。でも少なくとも「火消し」は終わった。ここからは返済計画を淡々と実行していくだけだと思っていました。
その気持ちが崩れたのは、わずか10日後のことでした。
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10日後の月末に、解雇通知が来た
月末、夫の上司から突然、解雇通知書が手渡されました。
その日の夜、帰宅した私に夫が話してくれました。
「解雇になった」
全く予想していませんでした。返済も完了させた。会社への対応も誠実にしてきた。少なくとも私はそう思っていた。なのに、なぜ今さら。
でも感情が爆発するより先に、頭の中でスイッチが切り替わりました。
*これは感情的になっている場合ではない。まず事実を確認する。*
何度目かわからない「冷静に動かなければ」という感覚でした。
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解雇通知書に書かれていたこと
解雇通知書を確認すると、怒りがこみ上げました。
会社側の対応として問題だったのは、**解雇予告なしの即日解雇**だったことです。日本の労働基準法では、解雇する場合は原則として30日前に予告するか、30日分の解雇予告手当を支払う義務があります。その手続きが一切なかった。
返済まで完了させた上での、この扱い。
納得できるはずがありませんでした。
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保険証まで即日で止まった
解雇と同時に、保険証も即日で使えなくなりました。
社会保険の喪失手続きが即座に行われたということです。
家族全員が夫の扶養に入っていたため、健康保険をどうするか早急に考える必要が出てきました。国民健康保険への切り替えの手続き。やることが一気に増えました。
返済が終わった翌月に、まさかこんな手続きをすることになるとは。
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夫が自分で労基署へ相談に行った
夫は自ら、労働基準監督署に相談しに行きました。
担当者に状況を説明したところ、はっきりと言われたそうです。
「解雇予告手当の支払いがなく、30日前の予告もない場合は、労働基準法違反にあたります」
さらに、今回の解雇の経緯や手続きの不備を踏まえると、**不当解雇にあたる**とも。
「解雇予告手当」という言葉を、私はこの時初めてきちんと理解しました。突然解雇された時に請求できる権利があること。それを知らずに泣き寝入りしている人が、きっとたくさんいる。
この制度については次の記事で詳しく書きます。
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帰宅した私が聞かされたこと
夫から話を聞いた時、正直しばらく言葉が出ませんでした。
返済が終わってやっと一息ついた、その10日後にこれか。
でも嘆いている時間はない。労基署が「不当解雇にあたる」と言ってくれた。それは戦える根拠があるということです。
労基署では異議申立書や請求書の書き方も教えてもらえました。書類の雛形まで用意してくれる。一人で抱え込まなくていい、相談できる場所があるということを、この時改めて実感しました。
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また、動くしかなかった
異議申立書に盛り込んだ内容はこうです。
– 解雇予告手当の支払い請求
– 解雇手続きの不備の指摘
– 有給休暇の買取のお願い
– 精神的苦痛に対する申し立て
書類を作りながら、ふと思いました。
私は今、自分たちの権利を守るための書類を書いている。ローンを組んで問題を解決したのに、今度は会社と向き合う書類を作っている。
おかしな状況だと思います。でもおかしいからこそ、きちんと記録して、きちんと主張する。泣き寝入りはしない。それが今できる唯一のことでした。
同じように突然解雇を告げられた方へ。
諦める前に、必ず労基署に相談してください。知らないままでいると損をする権利が、確かにあります。
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次回は、この経験から学んだ「突然解雇された時に知っておくべきこと」を、解雇予告手当の制度解説とともに書きます。
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